アンバランスな関係
瑛ちゃんとスミレ
私がお姉ちゃんの部屋から出ると
瑛ちゃんがベランダにいた
あ。
鍵開けておくの忘れてた
「ごめん
鍵、忘れたよ」
「別にいいけど
マコと何、話したんだ?」
部屋から出てくるのを見たのだろうか
「いろいろ
お姉ちゃんの気持ちを知りたかったから
瑛ちゃんより先に
話をしただけ」
瑛ちゃんは今のソファに座ると
天井を見つめていた
「まずは瑛ちゃんに
謝らないと
ごめんなさい」
私は頭を下げた
瑛ちゃんは不思議そうな顔をしていた
「私、自分が楽になりたくて
瑛ちゃんの気持ちも
お姉ちゃんも気持ちも
光ちゃんも気持ちも
無視してた
3人の誰かが恋仲になれば
おのずと私の恋の方向性が決まって
新しい恋に踏み出せるって思ってた
次の恋へと切り替えるチャンスが
欲しくて
4人の関係を崩したかった」
瑛ちゃんは笑顔になった
「それで
答えは出たの?」
「ううん
答えは出てないけど
とっくに4人の関係が壊れてるって
わかったから
それだけでも1歩前進かな」
すっきりしたから
心が楽になった
変な関係だって
思ってたけど
私は勝手に
変な関係だと
思い込んでいただけだ
瑛ちゃんがベランダにいた
あ。
鍵開けておくの忘れてた
「ごめん
鍵、忘れたよ」
「別にいいけど
マコと何、話したんだ?」
部屋から出てくるのを見たのだろうか
「いろいろ
お姉ちゃんの気持ちを知りたかったから
瑛ちゃんより先に
話をしただけ」
瑛ちゃんは今のソファに座ると
天井を見つめていた
「まずは瑛ちゃんに
謝らないと
ごめんなさい」
私は頭を下げた
瑛ちゃんは不思議そうな顔をしていた
「私、自分が楽になりたくて
瑛ちゃんの気持ちも
お姉ちゃんも気持ちも
光ちゃんも気持ちも
無視してた
3人の誰かが恋仲になれば
おのずと私の恋の方向性が決まって
新しい恋に踏み出せるって思ってた
次の恋へと切り替えるチャンスが
欲しくて
4人の関係を崩したかった」
瑛ちゃんは笑顔になった
「それで
答えは出たの?」
「ううん
答えは出てないけど
とっくに4人の関係が壊れてるって
わかったから
それだけでも1歩前進かな」
すっきりしたから
心が楽になった
変な関係だって
思ってたけど
私は勝手に
変な関係だと
思い込んでいただけだ