課長、恋しましょう!
「課長っ、朝ごはん作りましたよ! 起きてください」
「んー、あ゛ー……なんだ、お前作ったんか?」
「はいっ。五時起きです! 将来はいいお嫁さんになりますよ私!」
「ほぉ」
テーブルに並べられている料理は、うむ、独り暮らし歴22年の俺から見ても見事なもんだ。味噌汁もちゃんとあるし。
彼女が胸を張る。
「えへへー。どうですか? 掃除洗濯に家事全般、旦那さまのお耳のお掃除から膝枕! ご所望ならば裸に」
「いや、もうわかった。メシ食おうメシ」
魅惑のボディをきゅ、と捻って強調する彼女を止めて、ベッドから起き上がる。
「! かかか課長!!」
「ん? ――おうっ!?」
素っ裸だったのを、ちぃと忘れてたが……
服を着て席につくと、彼女が対面に座った。独り暮らしだってのに椅子はふたつ……実はそっちの椅子は、昨日電話をしてきた矢野勝利の分だ。むぅ、矢野椅子め……彼女の尻に敷かれるとは贅沢な。
「んー、あ゛ー……なんだ、お前作ったんか?」
「はいっ。五時起きです! 将来はいいお嫁さんになりますよ私!」
「ほぉ」
テーブルに並べられている料理は、うむ、独り暮らし歴22年の俺から見ても見事なもんだ。味噌汁もちゃんとあるし。
彼女が胸を張る。
「えへへー。どうですか? 掃除洗濯に家事全般、旦那さまのお耳のお掃除から膝枕! ご所望ならば裸に」
「いや、もうわかった。メシ食おうメシ」
魅惑のボディをきゅ、と捻って強調する彼女を止めて、ベッドから起き上がる。
「! かかか課長!!」
「ん? ――おうっ!?」
素っ裸だったのを、ちぃと忘れてたが……
服を着て席につくと、彼女が対面に座った。独り暮らしだってのに椅子はふたつ……実はそっちの椅子は、昨日電話をしてきた矢野勝利の分だ。むぅ、矢野椅子め……彼女の尻に敷かれるとは贅沢な。