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画面からは畠平さんの「痛い!」「離して!」という叫び声が聞こえて来る。


しかしその男子生徒は畠平さんを解放しなかった。


2人で廊下の奥へと進んでくると、男子生徒は畠平さんの頬を思いっきり殴りつけたのだ。


畠平さんは立っていることもできず、そのまま横倒しに倒れた。


男子生徒は畠平さんの横腹を何度も繰り返し踏みつけ、その度に畠平さんはうめき声を上げる。


「ごめんなさい、許して……」


想懇願する声も徐々に小さくなってくる。


それでも男子生徒の行為は止まらない。


畠平さんの腹部に馬乗りになると、その画面を殴りつけはじめたのだ。


その光景に狂気を感じて吐き気がした。


畠平さんの顔はだんだん腫れあがり、鼻血や、口の端が切れて血で染まって行く。


やがて畠平さんの目は完全にとじられ、うめき声も悲鳴も消えた。


しかし、男子生徒は怒号を上げながら繰り返し殴り続けている。
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