新・イジメ.COM
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翌日も休日だったため、あたしは克己と約束をして昼過ぎから島の公園へと出かけていた。
島の中に娯楽は少なく、遊べる場所なんてほとんどない。
公園が2カ所あるだけだった。
必要な生活雑貨などはすべて高校に購買で買う事になっているので、お店もなかった。
「どうするべきだと思う?」
公園のベンチに座り、克己がそう聞いて来た。
「なにが?」
島に唯一ある1台の自販機で買ったオレンジジュースをひと口飲んで、そう聞いた。
「スマホの中まで監視されてることを、みんなに伝えた方がいいと思うか?」
その質問にあたしは自分の足元を見つめた。
きっと、言った方がいいんだと思う。
でも、その説明をするためにはあたしたちが島を脱出しようとしたことも話さないといけない。
「あたしと渚と美文は今、めちゃくちゃなの」
翌日も休日だったため、あたしは克己と約束をして昼過ぎから島の公園へと出かけていた。
島の中に娯楽は少なく、遊べる場所なんてほとんどない。
公園が2カ所あるだけだった。
必要な生活雑貨などはすべて高校に購買で買う事になっているので、お店もなかった。
「どうするべきだと思う?」
公園のベンチに座り、克己がそう聞いて来た。
「なにが?」
島に唯一ある1台の自販機で買ったオレンジジュースをひと口飲んで、そう聞いた。
「スマホの中まで監視されてることを、みんなに伝えた方がいいと思うか?」
その質問にあたしは自分の足元を見つめた。
きっと、言った方がいいんだと思う。
でも、その説明をするためにはあたしたちが島を脱出しようとしたことも話さないといけない。
「あたしと渚と美文は今、めちゃくちゃなの」