新・イジメ.COM
「あれをバラされたら、生徒同士が信用できなくなる。そうなると、もう誰も止められなくなるかもしれない!」


イジメがエスカレートするだけじゃない。


退学者も続出するかもしれないのだ。


「なんだよ、こっちは忙しいんだから早くしろよ」


生がわざとらしく急かして来る。


1時間だけ。


1回だけ。


それで終わるなら、そうしたい。


「真奈美は行く必要ない」


克己はそう言い、大股に歩いて生へと近づいて行く。


「ちょっと克己、なにするの!?」


ここで生に手を出してしまえば、克己が退学になってしまう!
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