新・イジメ.COM
☆☆☆

女子寮へ戻り、早い時間にシャワーを使わせてもらったあたしは談話室へと来ていた。


さっき麻子ちゃんの部屋へ行ってもいなかったから、ここだろうと思っていた。


案の定、ドアを開けた先にあるソファに麻子ちゃんが座っていた。


他にも数人の生徒がテレビや漫画を読んでいる。


「外、行こうか」


あたしが声をかける前に麻子ちゃんはそう言い、立ち上がった。


「話があるんだよね?」


そう言う麻子ちゃんはいつもの笑顔を浮かべている。


「うん……」


あたしは頷き、麻子ちゃんと2人で談話室から出たのだった。
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