新・イジメ.COM
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学校へ到着して1年の階へ向かうと、廊下に克己と生の姿を見つけた。
克己は頬が赤く染まっていて、生に殴られたのだということがわかった。
「2人とも……!」
あたしはどちらに声をかければいいかわからず、そう言った。
「よぉ真奈美。お前、撮影しろよ」
笑みを浮かべた生があたしにスマホを差し出して来た。
「え……」
今までは撮影を手伝っていたけれど、今回は無理だ。
だってイジメの相手は克己なのだから。
黙って撮影できる自信もなかった。
「撮影ならあたしがする」
美文が生のスマホを奪うようにしてそう言った。
「なんだよお前、邪魔すんな」
生は軽く舌打ちをしてそう言うが、美文は気にしていない様子でスマホを構えた。
学校へ到着して1年の階へ向かうと、廊下に克己と生の姿を見つけた。
克己は頬が赤く染まっていて、生に殴られたのだということがわかった。
「2人とも……!」
あたしはどちらに声をかければいいかわからず、そう言った。
「よぉ真奈美。お前、撮影しろよ」
笑みを浮かべた生があたしにスマホを差し出して来た。
「え……」
今までは撮影を手伝っていたけれど、今回は無理だ。
だってイジメの相手は克己なのだから。
黙って撮影できる自信もなかった。
「撮影ならあたしがする」
美文が生のスマホを奪うようにしてそう言った。
「なんだよお前、邪魔すんな」
生は軽く舌打ちをしてそう言うが、美文は気にしていない様子でスマホを構えた。