新・イジメ.COM
1組へ入った途端、先に登校して来ていた克己が駆け寄って来た。
「昨日は大丈夫だったか? メッセージ送ったのに見てないだろ」
そう言われて「あっ」と、声を上げる。
昨日はショックが多すぎて、スマホの確認すらせずにそのまま眠ってしまったのだ。
朝になってからもスマホを確認することなんてすっかり忘れていた。
「ごめん克己。あたしは大丈夫だよ。ただ、畠平さんが妙なことに気が付いたの」
あたしは監視カメラの存在について克己に説明をした。
「実は俺も何個か見つけたんだ。学校の外や入り口を撮影するなら防犯対策だってわかるけど、廊下や教室までついているのはさすがにおかしいよな。いくらなんてもやりすぎだ」
克己も気が付いていたようだ。
「まるで、あたしたちが監視されてるみたいだよね」
美文が眉をひそめて言う。
この学校にある監視カメラは防犯のためではなく、本当にあたしたちを監視するために設置されているのかもしれない。
「昨日は大丈夫だったか? メッセージ送ったのに見てないだろ」
そう言われて「あっ」と、声を上げる。
昨日はショックが多すぎて、スマホの確認すらせずにそのまま眠ってしまったのだ。
朝になってからもスマホを確認することなんてすっかり忘れていた。
「ごめん克己。あたしは大丈夫だよ。ただ、畠平さんが妙なことに気が付いたの」
あたしは監視カメラの存在について克己に説明をした。
「実は俺も何個か見つけたんだ。学校の外や入り口を撮影するなら防犯対策だってわかるけど、廊下や教室までついているのはさすがにおかしいよな。いくらなんてもやりすぎだ」
克己も気が付いていたようだ。
「まるで、あたしたちが監視されてるみたいだよね」
美文が眉をひそめて言う。
この学校にある監視カメラは防犯のためではなく、本当にあたしたちを監視するために設置されているのかもしれない。