新・イジメ.COM
そう思い始めた時、スマホにメールが届いた。


開いてみると昨日ダウンロードしたイジメ.COMからの通知だった。


「これって確認してみてもいいのかな?」


渚がスマホを見つめてそう聞いてくる。


「学校側がダウンロードさせたアプリからのメールなんだから、確認しても大丈夫だろ」


克己はそう言い、1番最初にメールを開いた。


あたしは……なんだか怖かったので、自分のメールは確認せずに克己のスマホを横からのぞき見した。


渚と美文の2人も、克己のスマホ画面い括目している。


《みなさまはじめまして、イジメ.COMです。


このアプリは国と浅川高校で作り上げました。


このアプリは1日に1度、君たちの誰かに命令を出します。


それはイジメの命令です。


誰が、誰をイジイメるのかこちらで指示を出すので、名指しされた人はそれに従ってください。


なお、イジメ方法は自由。


イジメている時の内容を動画撮影し、アプリに投稿してください。


また、イジメ内容が面白ければ面白いほど、投稿者の成績は上がります》
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