新・イジメ.COM
「もしもあの場所に佐野君の頭部があったら、どうするつもり?」


島の中に警察はいない。


頼れるのが学校や学校関係者だけだ。


けれどその大人たちは全員、妙なアプリのことを理解して受け入れているように感じられた。


「ないことを祈って行くんだよ」


克己はそう言ったのだった。
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