新・イジメ.COM
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畠平さんがいたのは人のいない空き教室だった。
机も椅子も搬入されていないその教室は窓もドアも開け放たれて、換気されている最中だったみたいだ。
「どうしてこんなところにいるの?」
窓際に立っていた畠平さんへそう聞くと「ここなら監視カメラがないと思って」と、答えてくれた。
「え!?」
確かに、まだ使われていない教室だから監視されていない可能性がある!
そう思って喜んだのもつかの間、「でもあった。同じ場所に同じ個数」と、畠平さんはため息まじりに言った。
「そっか……」
「そんなことより、メールは見たの?」
美文が畠平さんにそう聞いた。
「メール? スマホなら鞄の中に置いて来た」
やっぱり見ていなかったようだ。
畠平さんがいたのは人のいない空き教室だった。
机も椅子も搬入されていないその教室は窓もドアも開け放たれて、換気されている最中だったみたいだ。
「どうしてこんなところにいるの?」
窓際に立っていた畠平さんへそう聞くと「ここなら監視カメラがないと思って」と、答えてくれた。
「え!?」
確かに、まだ使われていない教室だから監視されていない可能性がある!
そう思って喜んだのもつかの間、「でもあった。同じ場所に同じ個数」と、畠平さんはため息まじりに言った。
「そっか……」
「そんなことより、メールは見たの?」
美文が畠平さんにそう聞いた。
「メール? スマホなら鞄の中に置いて来た」
やっぱり見ていなかったようだ。