洗脳学級
☆☆☆
先にアプリを使ったのは卓治なのだから、こうなるのは仕方のないことだ。
でも、まさか同じようなあ怪我をしてくるとは思わなかった。
これで2人とも次の大会へと出場はできなくなったことになる。
2人の活躍はクラス内でも期待されていただけあって、A組にはどこか静けさが漂い始めていた。
みんななにも言わないけれど、ガッカリしているのは雰囲気でわかった。
担任の先生も怪我なのだから仕方ないと言いながらも、2人の間に何かあったのではないかと勘繰りはじめている様子だ。
「卓治の怪我もアプリのせいかな」
昼休憩中、そう言ったのは美世だった。
あたしはピクリと体を震えさせた。
「……たぶん、そうなんだろうね」
そう答える以外になかった。
「どうしてあんな風になるんだろう? 使い方が悪いのかな?」
佑里香は首をかしげている。
先にアプリを使ったのは卓治なのだから、こうなるのは仕方のないことだ。
でも、まさか同じようなあ怪我をしてくるとは思わなかった。
これで2人とも次の大会へと出場はできなくなったことになる。
2人の活躍はクラス内でも期待されていただけあって、A組にはどこか静けさが漂い始めていた。
みんななにも言わないけれど、ガッカリしているのは雰囲気でわかった。
担任の先生も怪我なのだから仕方ないと言いながらも、2人の間に何かあったのではないかと勘繰りはじめている様子だ。
「卓治の怪我もアプリのせいかな」
昼休憩中、そう言ったのは美世だった。
あたしはピクリと体を震えさせた。
「……たぶん、そうなんだろうね」
そう答える以外になかった。
「どうしてあんな風になるんだろう? 使い方が悪いのかな?」
佑里香は首をかしげている。