洗脳学級
正常
悔しいけれど、沙月の言う通りだった。
あたしはもうちょっとしたことでもアプリに質問しなければ、解決できなくなっていた。
朝起きて、ベッドの上で茫然と座り込んだ。
着替えをしてご飯を食べて、学校へ行く。
理解しているはずなのに、本当にそれでいいのかどうかわからなかった。
「アプリなら、教えてくれるかも……」
そう呟いてスマホに手を伸ばす。
起動しっぱなしにしてあるお役立ちアプリへ向けて、これからあたしはどうすればいいのか質問した。
《ボクが解決してあげる!》
聞きなれた声を聞いた瞬間、自然と笑顔になっていた。
不安や恐れが一瞬にして吹き飛んでいく。
《学校へ行く準備をするんだよ!》
画面上で飛び跳ねているウサギを見て、うんうんと頷いた。
そっか。
学校へ行く準備をすればいいんだ。
あたしはようやくベッドから立ち上がったのだった。
あたしはもうちょっとしたことでもアプリに質問しなければ、解決できなくなっていた。
朝起きて、ベッドの上で茫然と座り込んだ。
着替えをしてご飯を食べて、学校へ行く。
理解しているはずなのに、本当にそれでいいのかどうかわからなかった。
「アプリなら、教えてくれるかも……」
そう呟いてスマホに手を伸ばす。
起動しっぱなしにしてあるお役立ちアプリへ向けて、これからあたしはどうすればいいのか質問した。
《ボクが解決してあげる!》
聞きなれた声を聞いた瞬間、自然と笑顔になっていた。
不安や恐れが一瞬にして吹き飛んでいく。
《学校へ行く準備をするんだよ!》
画面上で飛び跳ねているウサギを見て、うんうんと頷いた。
そっか。
学校へ行く準備をすればいいんだ。
あたしはようやくベッドから立ち上がったのだった。