洗脳学級
「ウサギが教えてくれるわけないじゃん」


そう言うと思っていた。


「あたしたち3人ともこのウサギに質問して、答えてくれた方程式だけ暗記してたんだよ。そしたら、全員100点だった」


そう説明をすると、さすがのカノンも絶句してしまった。


「証拠の答案用紙、見る?」


美世の言葉にカノンは左右に首を振った。


「そのアプリあたしもダウンロードしたい!」


カノンは目を輝かせてそう言ったのだった。
< 21 / 248 >

この作品をシェア

pagetop