洗脳学級
乾いたら透明になるタイプだから、しっかりとつけても問題ない。


ふふふっ。


これで昌一はまたあたしを見てくれるようになる。


もしダメだったとしても、あたしにはアプリがついているから心配なかった。


あたしはつけまつ毛にボンドを垂らしていく。


ツンッとしたシンナーの匂いが鼻腔を刺激するけれど、それも気にならなかった。


そして、それを自分の瞼へ乗せたのだった……。
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