洗脳学級
☆☆☆
翌日。
あたしの瞼は真っ赤に腫れ上がっていた。
「ちょっと、その目どうしたの!?」
「大丈夫だよお母さん」
あたしは自分の顔を鏡で確認し、鼻歌気分で家を出た。
瞼は腫れているし、ヒリヒリとした痛みがある。
それでもつけまつ毛はしっかりとくっついてくれていた。
これだけであたしの目は大きく見える。
「ちょっと、麗衣!」
教室へ入るや否や美世がそう声をかけて来たので、あたしは上機嫌で立ちどまった。
さっそく気が付いてくれたんだろう。
「どうしたのその顔!」
「どう? まつ毛が長くなったでしょ?」
「まつ毛って……一体なにしたの?」
「つけまつ毛をくっつけたんだよ、普通の接着剤で。こうすれば外れないから、楽でいいよ!」
そう言うと、美世の顔は見る見る青ざめて行く。
「早く取らないと、大変なことになるよ!?」
「どうして取らないといけないの?」
翌日。
あたしの瞼は真っ赤に腫れ上がっていた。
「ちょっと、その目どうしたの!?」
「大丈夫だよお母さん」
あたしは自分の顔を鏡で確認し、鼻歌気分で家を出た。
瞼は腫れているし、ヒリヒリとした痛みがある。
それでもつけまつ毛はしっかりとくっついてくれていた。
これだけであたしの目は大きく見える。
「ちょっと、麗衣!」
教室へ入るや否や美世がそう声をかけて来たので、あたしは上機嫌で立ちどまった。
さっそく気が付いてくれたんだろう。
「どうしたのその顔!」
「どう? まつ毛が長くなったでしょ?」
「まつ毛って……一体なにしたの?」
「つけまつ毛をくっつけたんだよ、普通の接着剤で。こうすれば外れないから、楽でいいよ!」
そう言うと、美世の顔は見る見る青ざめて行く。
「早く取らないと、大変なことになるよ!?」
「どうして取らないといけないの?」