洗脳学級
そう言い、美世と佑里香へ視線を向ける。
誰も写真や動画を撮っていなかった。
「もしかして撮ってないの? そういうのって撮影してSNSに乗せれば一躍有名になれるのに」
沙月は残念そうにそう言った。
そう言われればそうかもしれないけれど、あの時は写真や動画を撮影する暇なんてないと思った。
とにかく逃げないといけないって。
「ちょっと待ってね」
沙月はそう言うとスマホをイジリはじめた。
なにかを打ち込んだ後、画面をあたしたしへ向ける。
そこには昨日の火災現場の様子を映した写真や動画が、ズラリと並んでいたのだ。
中には爆発した瞬間の動画まで投稿されている。
「こんなの撮るんだ……」
唖然として画面を見つめていると沙月はクスッと笑った。
「こんなの普通じゃん」
確かに、世の中には沢山の写真や動画が溢れている。
誰も写真や動画を撮っていなかった。
「もしかして撮ってないの? そういうのって撮影してSNSに乗せれば一躍有名になれるのに」
沙月は残念そうにそう言った。
そう言われればそうかもしれないけれど、あの時は写真や動画を撮影する暇なんてないと思った。
とにかく逃げないといけないって。
「ちょっと待ってね」
沙月はそう言うとスマホをイジリはじめた。
なにかを打ち込んだ後、画面をあたしたしへ向ける。
そこには昨日の火災現場の様子を映した写真や動画が、ズラリと並んでいたのだ。
中には爆発した瞬間の動画まで投稿されている。
「こんなの撮るんだ……」
唖然として画面を見つめていると沙月はクスッと笑った。
「こんなの普通じゃん」
確かに、世の中には沢山の写真や動画が溢れている。