洗脳学級
「でも、昨日みたいなことがあったら怖くない?」


そう言ったのは佑里香だった。


やっぱり、このアプリには警戒している様子だ。


「あんなのただの偶然でしょ? 火事が起きるなんて、さすがにAIでも予想できないって」


美世はそう言って笑った。


「爆発が起こるまでは確かに楽しかったもんね。一応、聞くだけ聞いてみようよ」


あたしは美世へ急かすようにそう言った。


「うん。今日の放課後はどこに遊びに行けばいい?」


《ボクが解決してあげる! 今日は○○ファミレスに行くといいよ!》


その答えにあたしは目をパチクリさせた。


「○○ファミレスって、学校の近くのだよね?」


あたしは2人へ向けてそう聞いた。


「そうだね。チェーン店だし、珍しくないよね」
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