洗脳学級
偶然
学校へ到着すると、すぐに数人のクラスメートたちに囲まれてしまった。
話題はもちろんニュースで使われた動画のことだった。
あたしは自分の席に座り、昨日出来事を揚々と話して聞かせた。
「あ、美世と佑里香も来た! 2人とも昨日亜麗衣と一緒にいたんだよね?」
そんな声が聞こえてきて前方のドアへと視線を向けると、2人が教室へ入って来たところだった。
「もう、すっごく怖かったんだよ! でも麗衣は1人で店内に残って動画を撮影してたの」
美世が嬉しそうに話題に加わって来る。
「麗衣すごいね!」
「えへへ。そんなことないよ」
照れ笑いを浮かべてそう答えるあたし。
でも、内心悪い気はしなかった。
怖かい中動画撮影をしたのは本当のことだし、褒められるのは当然だと思えた。
「やったじゃん。有名人」
後ろからそう声をかけられて振り向くと、そこには沙月が立っていた。
話題はもちろんニュースで使われた動画のことだった。
あたしは自分の席に座り、昨日出来事を揚々と話して聞かせた。
「あ、美世と佑里香も来た! 2人とも昨日亜麗衣と一緒にいたんだよね?」
そんな声が聞こえてきて前方のドアへと視線を向けると、2人が教室へ入って来たところだった。
「もう、すっごく怖かったんだよ! でも麗衣は1人で店内に残って動画を撮影してたの」
美世が嬉しそうに話題に加わって来る。
「麗衣すごいね!」
「えへへ。そんなことないよ」
照れ笑いを浮かべてそう答えるあたし。
でも、内心悪い気はしなかった。
怖かい中動画撮影をしたのは本当のことだし、褒められるのは当然だと思えた。
「やったじゃん。有名人」
後ろからそう声をかけられて振り向くと、そこには沙月が立っていた。