ストーリー
自殺ならそれでいい。


問題は遺書などが残されていたかどうかだった。


「他には、なにかわかってるの?」


そう聞くと、母親は左右に首を振った。


連絡網じゃ、詳しい内容までは回って来ないだろう。


「わかった。文芸部の子にも知らせとくね」


あたしはそう言ったのだった。
< 13 / 195 >

この作品をシェア

pagetop