ストーリー
軽くノックをしてドアを開くと、昨日いた明日香と美春の2人がいた。


2人の姿にホッと胸をなで下ろす。


「愛奈。咲紀が自殺したって本当?」


明日香にそう聞かれて、あたしは頷いた。


「どうしよう。あたしたちのせいだよね」


そう言った美春をあたしは睨み付けた。


「あたしたちがやっていたことは、まだバレてない。咲紀が遺書を残していなければ、隠し通すことができる」


あたしは早口で2人へ向けてそう説明をした。


「遺書があったかどうか、わかるの?」


明日香にそう聞かれて、あたしは左右に首を振った。


もしも咲紀が遺書を準備していて、それが人目に触れていたらあたしたちはもう終わりだ。
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