ストーリー
☆☆☆
翌日、放課後になるといつも通り文芸部へと向かった。
日当たりが良くて、風通しもいい、心地いい部室。
あたしはここが大好きだった。
「愛奈。このコンテストどう?」
ルーズリーフを広げてキャラクターを考えていた時、明日香が公募雑誌を見せて来た。
「なに?」
「高校生限定! 等身大の作品求む!」
明日香が雑誌に書かれている見出しを声に出して呼んだ。
「等身大の作品ねぇ……」
ジャンルはなんでもOK。
現役高校生が、高校生を主人公にした作品を書くこと。
締め切りは一か月後になっている。
「気になるけど、今から考えて書いてちゃ締め切りに間に合わないよね」
1本の作品を仕上げるまで、最低でも2か月は必要だった。
翌日、放課後になるといつも通り文芸部へと向かった。
日当たりが良くて、風通しもいい、心地いい部室。
あたしはここが大好きだった。
「愛奈。このコンテストどう?」
ルーズリーフを広げてキャラクターを考えていた時、明日香が公募雑誌を見せて来た。
「なに?」
「高校生限定! 等身大の作品求む!」
明日香が雑誌に書かれている見出しを声に出して呼んだ。
「等身大の作品ねぇ……」
ジャンルはなんでもOK。
現役高校生が、高校生を主人公にした作品を書くこと。
締め切りは一か月後になっている。
「気になるけど、今から考えて書いてちゃ締め切りに間に合わないよね」
1本の作品を仕上げるまで、最低でも2か月は必要だった。