ストーリー
あたしたちが毎日勉強して一生懸命書いた作品は箸にも棒にもかからなかったのに、どうしてこんなヤツの作品が入賞なんだ。
こんなの間違っている。
そう思ったんだ。
「ゴミをゴミ箱に捨てて何が悪いの?」
あたしは咲紀を見下ろしてそう言った。
「あんたがやってることはただのお遊びなんでしょ? あたしたちは違う。本気でプロを目指してるんだから」
「あたしだって、今は――!」
「冗談言わないでよね!」
咲紀の言葉を遮ってそう言ったのは美春だった。
「あたしたちは1年生の頃からずっと一緒に頑張ってきたの。途中から入って来て結果出したからって、調子に乗らないでよ」
美春は小柄でフワリとした雰囲気で、とても女の子らしい子だ。
こんなの間違っている。
そう思ったんだ。
「ゴミをゴミ箱に捨てて何が悪いの?」
あたしは咲紀を見下ろしてそう言った。
「あんたがやってることはただのお遊びなんでしょ? あたしたちは違う。本気でプロを目指してるんだから」
「あたしだって、今は――!」
「冗談言わないでよね!」
咲紀の言葉を遮ってそう言ったのは美春だった。
「あたしたちは1年生の頃からずっと一緒に頑張ってきたの。途中から入って来て結果出したからって、調子に乗らないでよ」
美春は小柄でフワリとした雰囲気で、とても女の子らしい子だ。