ストーリー
徐々に汗が引いて来て、寒さを感じて身震いをする。


一刻もはやく咲紀の呪いを封印してしまわないといけない。


明日香の事件以降の日記はまだ読めていないけれど、どうせ最悪な事態が書かれているに決まっていた。


「すみませんん! 誰かいませんか!?」


もう1度叫ぶ。


しかし、やはり返事はなかった。


どうしよう。


早くどうにかしたいのに、誰もいないのではなにもできない。


他の神社に行こうか。


そう思ったときだった。


賽銭箱の上になにか白い物が置かれていることに気が付いた。
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