ストーリー
☆☆☆

外へ出るととてもいい天気だった。


雲1つない日本晴れだ。


さっきまでの沈んだ気分が一気に晴れて行くようだった。


筆が乗らない日なんてこれから先いくらでも出て来る。


このくらいのこと、気にしていても仕方がない。


そう思い直し、健太郎との約束場所のバス停へと急いだ。


「おはよう愛菜」


約束の5分前に到着すると、健太郎はすでに来ていた。


いつもながら、私服姿の健太郎もカッコいい。


特別着飾っているわけじゃないのに、背が高いから様になっているのだ。


「おはよう健太郎」


これからバスに揺られて30分ほどで遊園地に到着する。


思いっきり楽しんでストレスを発散して、明日からまた頑張ろう。


あたしはそう思ったのだった。
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