きっと、ずっと
「え.......平(へい)ちゃん.......?」
メガネをかけた彼を見た瞬間、小6のときにあたしの学校にやってきた教育実習生の姿が重なる。
「お、覚えててくれた」
「そりゃ、おぼえてるよ」
平ちゃんこと、平家(へいけ)昴。
あたしが小学6年の頃に教育実習生としてやってきて4週間、同じ空間で過ごした。
あたしのクラスに入った彼は、当時学級委員だったあたしとは結構関わっていたように思える。
「そっかー、あの時の学級委員が泉ちゃんかー」
ふわっとした彼の笑顔に懐かしさを覚えていた理由がわかる。
小学校はどれも楽しい思い出だけど、平ちゃんがいた4週間が1番あたしのなかで楽しかった。
今も彼に惹かれてるけど、あたしはあの頃、教育実習生だった平ちゃんにも間違いなく惹かれていた。
でも、それがなんなのかはあの頃は分からなかった。
単に上に兄弟もいなく、周りにいる年上といえばお父さんとか先生になってしまうあたしからみて、珍しく、だから気になっていたんだと思ってた。
メガネをかけた彼を見た瞬間、小6のときにあたしの学校にやってきた教育実習生の姿が重なる。
「お、覚えててくれた」
「そりゃ、おぼえてるよ」
平ちゃんこと、平家(へいけ)昴。
あたしが小学6年の頃に教育実習生としてやってきて4週間、同じ空間で過ごした。
あたしのクラスに入った彼は、当時学級委員だったあたしとは結構関わっていたように思える。
「そっかー、あの時の学級委員が泉ちゃんかー」
ふわっとした彼の笑顔に懐かしさを覚えていた理由がわかる。
小学校はどれも楽しい思い出だけど、平ちゃんがいた4週間が1番あたしのなかで楽しかった。
今も彼に惹かれてるけど、あたしはあの頃、教育実習生だった平ちゃんにも間違いなく惹かれていた。
でも、それがなんなのかはあの頃は分からなかった。
単に上に兄弟もいなく、周りにいる年上といえばお父さんとか先生になってしまうあたしからみて、珍しく、だから気になっていたんだと思ってた。