耐雪梅花麗〜愛〜
〜誠華〜

ふぅ、終わったー!流石新選組の副長だね!

勝っちゃったけど(¯v¯)でもさー、これが実践的、ていうやつなのかな、すっごーくやりにくかった。

土「おいっ、櫻間!ぼーっとしてねーで、さっさと行くぞ!」

誠「へ?ヘイ!」

あ、へんな声が・・・って土方さん歩くの速い!

ん?凛華達とは方向が違うんだね。

土「おいっ、着いたぞ!」

誠「え?意外と近いんですね。ってさっきの所?!」

土「あぁ。さっきのが俺の部屋だ。」

誠「失礼します。」

土「どうぞ。」

なんかすごい面倒くさそうなんだけど?!わー、対応下手くそ〜、今度、教えてあげなきゃねー。

誠「今日から何ぞとよろしくお願いします。」

土「あぁ」

反応薄くないか?

沈黙・・・気まずい、はい、非常に気まずい。

土「なぁ櫻間、女中の仕事は無理にするな。」

誠「な、なぜ?」

土「隊士である以上、隊務に支障が出ては困る。」

誠「分かりました。あ、あと、櫻間って呼ぶの、やめてください。3人もいるんですから。まあ、私を櫻間と呼びたいのなら、凛華と桜華を違う呼び方にしてください。」

土「せ、誠華?」

誠「は、はい...。///」

い、イケメン・・・、普通にあんなこと言ったけど、あぁぁぁ、恥ずかしすぎて目が合わせられない!

土「おい、誠華、夕餉いるのか?」

誠「い、いりません。」

土「フッ、そんな緊張しなくてもいいのに、じゃあ、宴は明日だな。」

そ、そんな無理、無理、無理、普通に緊張するでしょ。てか、普通に優しいね。

誠「ありがとう、ございます。」

土、「もうすぐ夕餉だ。行くぞ。」

誠「はい、今すぐ!」

そう言って、優しく大きい背中を追いかけた。







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