わたしの願い
「ん」
目が覚めるとわたしはバスタオル一枚で寝ていた。
「え?」
意味がわからなかった。記憶が一切なにもなくて。
まわりをみても洋輔の姿はなかった。
ふと机の上をみると洋輔がわたしにくれた花と一緒に手紙が置かれていた。
“愛、ごめん。やっぱり愛と付き合えない。俺出かけてくるから、起きたら帰っていいよ”
わたしはその手紙をみると綺麗にたたまれて置かれていた自分の服をきて家に帰った。
放心状態のまま、全然意味がわからなくて、ただこのまま一生洋輔と会えない気がした。
わたしは洋輔とそういうことをしたのか、それさえもわからない。