わたしの願い


イライラが募ってなにも言葉がでなかった俺のことを、肯定という意味だと解釈したのか、携帯の画面をみせてきた。


でもその瞬間今度は別の意味で言葉がでなかった。


「うわ、まじか」


「ええ、意外とそういうタイプだったんだな」


「いや、でも加工とかだったりして」


そばにいたやつらがそう口にした。



そこには裸でうつる男とタオル姿の愛がいた。

それ以外にもキスをしている写真。

手をつないでる写真。



愛もいつの間にかそばにきていて画面をみて驚いていた。



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