わたしの願い


「遥ちゃん?どうしたの?」


「お姉ちゃんと一緒じゃないですよね?」


「愛と?うん、違うよ」


「お姉ちゃんが帰ってきてないんです、いつもなら真っすぐに帰ってくるのに」


俺はいったん電話をきり、家に帰って荷物だけ渡してまた家をでて電話をかけた。


「まだ保健室とかにいるとかはないよね?」


「はい、お母さんが学校に連絡したら6時間目の途中で帰ったって」


「そんな・・・」


時計見るとそれからずいぶん時間がたつ。



愛・・どこにいるの。



まさか、死のうとしたりしてないよね・・・



嫌なことばかりが頭をよぎる。

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