わたしの願い
「あ、こんにちは」
「あら、遥ちゃん?いま愛ちゃんもきてるわよ」
「あ、そうなんですか??わたしもお邪魔してもいいですか??」
「もちろんよ。おばさんこれから出かけちゃうんだけど、ゆっくりしていってね」
「ありがとうございます」
ピンポンを鳴らすとばれちゃうので、おばさんと入れ違いに入ろと待っていたわたしは洋輔とお姉ちゃんにばれることなく家に入れた。
「あれ?遥?なんでここに?」
少したって洋輔だけ降りてきた。
「いまおばさんと入れ違いでいれてもらったの。ほら、お姉ちゃんにばれるとまずいでしょ?なんかあったらわたし呼んでくれたら手助けするから」
「遥ほんといいやつ」
「そんなことより、ほら告白頑張んなよ」
そういってわたしは飲み物を渡した。