わたしの願い
「さっきおばさんからこれ飲んでいいからっていわれてさ。勝手にあけちゃってごめんね。2人の分も用意しておいたから、はやくいってあげな」
どんどん口からでまかせがでるわたし。
「おう、さんきゅ」
まさかお姉ちゃんのコップのほうに睡眠薬が仕組まれてるなんて思いもせずに。
洋輔のほうに飲まれちゃうとまずいからわざわざ洋輔がいつも使っているコップとハートの柄がはいってるめちゃくちゃかわいいコップにした。
まさかいつも洋輔が使ってるコップをお姉ちゃんに渡すわけはないだろうから。
あとはカメラをもって突撃するだけだ。
付き合おうが付き合わなかろうが関係なかった。
でもこのあとの展開はわたしの想像をはるかにこえた。