わたしの願い
「龍希って意外と自信ないのな」
「愛のこととなると自信なくなるんだよ」
「かわいいな」
「やめろまじで」
ああああ
いくら考えたって意味のないことだ。
別に嫌いと言われたわけじゃない。
毎日一緒に登下校してるし、お弁当だって一緒に食べてる。
クラスが一緒だから休み時間も話そうと思えば話せる。
でもちらっと愛のほうをみると友達と楽しそうに話していた。
「あれじゃ、俺のはいる隙間ないじゃんな・・」
小さく口にしてため息をついた。