わたしの願い
「すいませーん」
「はーい、少々お待ちください!」
慌ただしく動いている人の中で見覚えのある顔を発見した。
「渉くん!」
「え!?もしかして愛!?」
「うん」
「ええ、まじかよ。嬉しいわ。ちょっとまって抜けるから」
そういうと渉くんはお店の人になにかをいってすぐにこっちにでてきた。
「うわー、なんか久々だな。半年くらいしかたってないけどずいぶん昔に思えるな」
「うんそうだね」
「隣は、、もしかして彼氏?」
「そう、です」
「愛、やっぱり生きてていいことあったな、よかったな」
「あの日渉くんが助けてくれたおかげ。本当にありがとう。それをいいたくてきたの」
「あのときの俺の判断は間違ってなかったってことだな。やっぱり死んでいいいやつなんてひとりもいないんだよな」
「うん、そうだと思う・・」
「愛、俺ちょっと飲み物買ってくるわ」
渉くんと話していると黙っていた龍希くんがそういって去っていった。