わたしの願い
「長々と、ごめんね。バイト中に」
「いいよ、早めの休憩ってことで。これからびしばし働くからさ」
「あはは、頑張ってね」
「おう、じゃあまたな」
「うん、またね」
渉くんと入れ替えに龍希くんがわたしの隣に座る。
「はい、これ愛の分」
「あ、ありがとう。お金・・」
「いいよ。それより仲良さそうだったな」
「うん、そうなの。なんだか渉くんとは不思議と話せたなー」
「愛はさ、、俺のこと好き?」
「・・どうしたの?」
「不安なんだ。俺。愛のこと好きすぎてわかんなくなる。愛は俺のことを好きなのか」
そういった龍希くんはすごく泣きそうな顔をしていた。