わたしの願い
「愛、イルカショーみない?」
結局10分くらいいたんだろうか、あのあとやっとのことで回り始めた俺たちはとりあえず一周した。
そしてもうすぐイルカショーが行われるらしい。
「みたい!」
「じゃあ、いこっか」
あの迫力あるイルカショーをみて愛はどんな顔をするだろう。
やっぱりテレビでみるのと、生でみるのとはわけが違う。
イルカのパフォーマンス、トレーナーさんと息があったパフォーマンスは何回みても感動させられる。
会場につくとまだはじまるまで10分ほどあるのにほとんどの席がうまっていた。
その中でも少しあいているところにいれさせてもらえて、無事座れることができた。
「たのしみ」
「うん、そうだね」
すでに愛の目がキラキラしているようにみえる。