わたしの願い



「あれ、お姉ちゃん。龍希くんも」

「きちゃった」


2日目。

今日は龍希くんと回っている。

それで遥のクラスにきたんだけど・・・

「遥かわいいね。似合ってる」

「当たり前じゃん」

メイド喫茶らしく、遥もメイドさんの恰好をしていた。

あまりにもかわいいし似合っていて、みんなの視線が遥に集まっているのがみてわかる。

「ご注文は?」

「あれ?それは普通なの?ご主人様とかいわないの?」

「龍希くんにはいいたくないです」

「ええ、なにそれ。俺って嫌われてる感じ?」

いつの間にそんなに仲良くなったのか、テンポよく話す2人。

「お姉ちゃんにいってもらえばいいじゃないですか。ね、お姉さま?」

「からかわないでよ・・」

完全にもてあそばれている。


「ま、それは冗談で。何にしますか」

「んー、じゃあコーヒーと、愛は?」

「じゃあわたしも」

「了解」

そういって遥は奥のほうに歩いて行った。
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