わたしの願い



「遥のところいかない?」

文化祭2日目。

1日目はお互い友達同士でまわろういうことになっていたので昨日は昴とまわった。

「いいよ」

「遥ちゃんのところなに?」

「それが、遥全然教えてくれなかったんだけど・・これみたい」

パンフレットをのぞくとそこにはメイド喫茶とかいてあった。

「遥ちゃん、恥ずかしかったのかな」

「かもね」

遥ちゃんはひときわ目立ってかわいかった。

本当に高校生なのかなっていうくらい大人びてみえる。

でもめちゃくちゃ冷めている。

最初の頃を思い出すとその違いに笑えてくるくらいだ。

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