わたしの願い
おばさんと2人暮らしになってから、修学旅行とかをのぞいてほとんど夜ご飯は一緒に食べてきた。
今までも友達の家に泊まったりしたときはあって、そのときは今日みたいに許可をとって帰ったときに謝るんだけど、そうするとおばさんは自分はずっと独り身でそれが当たり前だったから気にしないでと笑っていった。
それでもやっぱり1人の食事って寂しいと思うから、俺は極力一緒に食べることにしていた。
でも、愛との家族との食事は楽しみだ。
誘ってもらえた時は本当に嬉しかった。
「たくさん食べてね」
そういってふるまってくれた料理は愛のお疲れ会もあってなのか料理の品数も量も多くて。
でもそれはきっと俺がいるからのもあるんだろうと、残さずたくさん食べた。
「家族ってやっぱりいいな」
家の外まできてくれた愛に対して素直にでた言葉。
俺も愛もいろいろあって本当の両親ではないし、血のつながりはない。
でも、それでも家族。
一緒に住んで、笑いあって、たまに喧嘩とかもして、それでも離れることのない、みえない何かで繋がっていられるもの。
そんな家族というものを大切にしていきたいと思う。