わたしの願い
みんなの想い
愛side
◇
「明日から冬休みです。もう受験終えた組はハメ外しすぎないように。まだ受験が終わってないものも、あせりはせず、勉強に励んでほしい。年末年始くらいはゆっくり休んでな。じゃあ、解散」
担任からの挨拶がおわり2学期がおわった。
「ああーやっと冬休み!!」
「お前成績どうだったんだよ?」
「俺?いやー散々。でもさもう2学期の成績なんて関係ないし?いいのいいの」
そんな龍希くんと昴くんの声が聞こえる中、葉月ちゃんと奏ちゃんが駆け寄ってきた。
「初詣さ、一緒にいかないって話してるんだけど、愛もどう?」
「え、いきたい!」
「よかった。あのバカと龍希くんも誘ってさ5人でいこうよ」
「今、馬鹿って聞こえた気がするんだけど、俺じゃないよね?」
いつの間にか龍希くんと昴くんもそばまできていて即座に昴くんがそう反論した。
「さあ、どうでしょう?」
なんだかんだで奏ちゃんと昴くんがいい感じにみえるのは気のせいだろうか。