わたしの願い
「キャー!!!!」
「さいこー!!!」
「きもちー!!!」
いろんな声が飛び交って、なんだかよくわからないまま戻ってきた。
「愛、どうだった?」
「うーん、よくわかんなかったけど、でも大丈夫だった」
「そっか。じゃあさ、あとでもっかい乗ろうよ。たぶん2回目はわかってるからもっとわかる思うし」
「だな。まだまだ乗り物はたくさんあるしさ。愛ちゃんが乗りたいやつ選んでいいよ」
そういわれたのであたりを見回す。
「あれ、乗ってみたい」
「いいね」
わたしが指さしたのはゴーカート。
「んー、誰か1人になっちゃうけど・・龍希くんと愛はペアだとして、どうする?」
「いいよ、わたしひとりで」
「ええ、なんでよ葉月!そこはわたしとで昴が一人ってなるとこでしょ??」
「まあ、いいからいいから。それでいいでしょ昴」
「おう、俺はなんでもいい」
そういうことでペアはわたしと龍希くん、奏ちゃんと昴くん、葉月ちゃんは1人ということでそれぞれ車に乗った。