わたしの願い


観覧車から降り、すでについていた3人のもとに向かう。


「おまたせ」

「昴と2人で大丈夫だった??」

3人が3人とも心配そうにわたしをみていた。


「うん、大丈夫だったよ。昴くんの気持ち嬉しかったし」

「なにそれ」

「おーい、愛ちゃん。それ誤解生むから、やめてくれ」

「お前覚えとけよ」

「龍希の目が怖すぎる!!!」

そういって走り出した昴くんを龍希くんが追いかける。


「男子ってほんとああいうとこ子供だよね」

「ほんとほんと、馬鹿みたい」

葉月ちゃんと奏ちゃんはそういって呆れながらもあとを追いかけた。

わたしはその4人の後姿をみながら、この4人がずっと幸せでいてくれたらいいなと思っていた。
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