わたしの願い

そのときまだ少ししか話したことない男子がこういった。


「ああ、ほんと正反対だよな。藍沢さんと。神様って残酷だよな」



俺はその言葉をきいて殴りそうになった。


でも、そんなこと藍沢さんはきっと望んでない。


それに俺がここできれたところで何も変わらない。



そう思って

「そんなことないんじゃない」


冷静に、でも藍沢さんにも届くように俺はわざと大きな声でそういった。




どうしたら俺は藍沢さんの力になれるだろうか。

まだあったばっかりなのに、すごく藍沢さんのことが気になってる自分がいて。



藍沢さんのことがもっと知りたいと思った。