わたしの願い


そのあと無事高校に入れた俺は部活には入らずにバイトをして、自分のことは自分でやるようになった。

やっと手に入れた自由だった。


「おつかれさまでした」


「おつかれ、そういえば龍希くん、さっきからすごく携帯なってたよ?」


その日もバイトがおわり、帰ろうとしたところ店長にそういわれて携帯をみた。

たしかにすごい量の着信があり、みると母さんの妹さんからがほとんどだった。


「ありがとうございます。連絡してみます」


「うん、じゃあ気を付けて」


バイト先をでてすぐ電話をかけるとすぐにつながった。


< 80 / 309 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop