わたしの願い
そのあと無事高校に入れた俺は部活には入らずにバイトをして、自分のことは自分でやるようになった。
やっと手に入れた自由だった。
「おつかれさまでした」
「おつかれ、そういえば龍希くん、さっきからすごく携帯なってたよ?」
その日もバイトがおわり、帰ろうとしたところ店長にそういわれて携帯をみた。
たしかにすごい量の着信があり、みると母さんの妹さんからがほとんどだった。
「ありがとうございます。連絡してみます」
「うん、じゃあ気を付けて」
バイト先をでてすぐ電話をかけるとすぐにつながった。