わたしの願い

隠してたこと

愛side

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龍希くんの話はわたしの想像をはるかに超えるくらいつらい話だった。


「俺は一番愛されたかった人に、愛してもらえなかった」


そういったとき、わたしが泣きそうになってしまった。

でも龍希くんが泣いてないてから、必死で耐えた。


龍希くんはわたしのこと強いっていったけれど、そんなことない。


龍希くんのことを聞いて思ったことがあった。

一人でいるのが嫌なのに、諦めたのは自分だったから。


それなのに、誰も話しかけてくれないとか、話しかけてくれるかもしれないとか、そんな淡い期待をもっていた自分が馬鹿だと思った。


でも、それでもわたしは今更自分を変えることなんてできなくて、龍希くんと付き合ってることも秘密にした。