ねぇ、僕じゃダメ?
誰にモテるとか、タイプとかそんな会話どうでもよくて、想ってる人から想われたい


だけど、それが難しくて歯がゆくて、どうにもならないこともあるんだ。



それより早く帰りたい。


「そろそろ帰るよ。顔だしたから役目は果たしたし。」

「あぁ。じゃあな。」

とりあえず、そばにいた目黒に断りをいれて、足早に退散した。

カラオケ店から出て歩き出したとき、後から呼ばれて振り返る。

「尊くーん!待ってー。私も一緒に帰るー」

あぁ、面倒くさい。

急いでるのに、、、。

「ごめんね。急いでるから。」

「どこか行くの?」

「ちょっとね。」

「一緒に行っちゃダメ?」

ダメに決まってるでしょ。

なんで君を連れて行かなきゃないの?

やっぱりカラオケなんて来なきゃ良かった。









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