新妻ですが、離婚を所望いたします~御曹司との甘くて淫らな新婚生活~
ちなみに今回は、マネリンの横に吹き出しもつけて中に【サツキくーん】と書いてみた。この小ネタも笑いに一役買ってくれていたらうれしい。
『せっかくだから、このマネリンは越智くんにあげます』
言いながらそのページを破り、彼へと渡す。
越智くんは拒否することもなく、未だ笑いを堪える表情のまま素直に受け取った。
『ありがとう。宮坂が描くマネリンは、やたらと味があってつい笑顔になるな』
『それはよかった。デスクにでも飾っておいてね』
『いや、もったいないから、手帳に挟んでおくよ』
調子のいいこと言ってるけど、デスクに飾るといろんな人に見られちゃうから恥ずかしいってことだな……?
ジト目を向ける私に意味深な笑みを見せてから、越智くんが手もとの紙に改めて視線を落とした。
『マネリン、俺の名前呼んでる』
『うん。特別サービスだね』
『サービスか。なら、宮坂は?』
『へ?』
意味がわからずきょとんと小首をかしげた私に、また越智くんはどこか含みのある眼差しを向けてくる。
『せっかくだから、このマネリンは越智くんにあげます』
言いながらそのページを破り、彼へと渡す。
越智くんは拒否することもなく、未だ笑いを堪える表情のまま素直に受け取った。
『ありがとう。宮坂が描くマネリンは、やたらと味があってつい笑顔になるな』
『それはよかった。デスクにでも飾っておいてね』
『いや、もったいないから、手帳に挟んでおくよ』
調子のいいこと言ってるけど、デスクに飾るといろんな人に見られちゃうから恥ずかしいってことだな……?
ジト目を向ける私に意味深な笑みを見せてから、越智くんが手もとの紙に改めて視線を落とした。
『マネリン、俺の名前呼んでる』
『うん。特別サービスだね』
『サービスか。なら、宮坂は?』
『へ?』
意味がわからずきょとんと小首をかしげた私に、また越智くんはどこか含みのある眼差しを向けてくる。