＊続＊あまい・甘い・あま～い香りに誘われて

「葵の親友。
長田がいれば葵も安心する」

「はぁ、バカか虎太朗。
親友がいたからって合コンなんか参加して不安に決まってんだろ？」

冷ややかな湊の視線が突き刺さる。

「狙ってる女なんて虎太朗で引き寄せないで自分の力でどうにかしろ！
虎太朗、こいつに甘過ぎんだよ。大和より彼女が大事だろ？
ったく！めんどくさいけど参加してやる、その合コン。
虎太朗に女がよりつかないように俺が相手してやるよ。
ったく！！」

何だかんだで湊は優しい。


こうして俺は大和の頼みを断りきれずはじめて合コンに参加することになった。