*続*あまい・甘い・あま~い香りに誘われて
「抱けばいいだろ?」
湊のあきれたような声がふってきた。
「大事で大好きでたまらないんだろ?
俺なら迷わず自分のものにする。
言葉で気持ちを伝え続けるよりお互いの体温を感じて思いが伝わることもある。
誰にも渡したくないなら縛り付ければいい。
大事なもの、手に入れたいものはどんな手を使っても俺なら自分のものにする」
不適に笑う湊に
「お前が先に葵に出会わなくて良かったよ」
と安堵のため息をつく。
「なに言ってんだよ。
お前だってそうやって手に入れたんだろ?
ほんとに、虎太朗は羨ましいくらいに一途で真っ直ぐだよな。
…きっと彼女も不安たと思う。
五年も一緒にいてなにもしないんじゃ疑うぞ?
もしかしてお前……はじめてか?」
「……悪いかっ!」
みるみる顔が赤くなる。
湊のあきれたような声がふってきた。
「大事で大好きでたまらないんだろ?
俺なら迷わず自分のものにする。
言葉で気持ちを伝え続けるよりお互いの体温を感じて思いが伝わることもある。
誰にも渡したくないなら縛り付ければいい。
大事なもの、手に入れたいものはどんな手を使っても俺なら自分のものにする」
不適に笑う湊に
「お前が先に葵に出会わなくて良かったよ」
と安堵のため息をつく。
「なに言ってんだよ。
お前だってそうやって手に入れたんだろ?
ほんとに、虎太朗は羨ましいくらいに一途で真っ直ぐだよな。
…きっと彼女も不安たと思う。
五年も一緒にいてなにもしないんじゃ疑うぞ?
もしかしてお前……はじめてか?」
「……悪いかっ!」
みるみる顔が赤くなる。