*続*あまい・甘い・あま~い香りに誘われて
あまいイケメンとクールなイケメン
校内のあちこちで黄色い歓声が上がり女子大のキャンパスが色めき立つ。

あぁ、きっと虎太朗が大学の入り口まで迎えに来ているんだろう。

駅前のカフェを指示したのに、待ちきれないと時々こうして大学まできてしまう。

私の携帯がブルッとふるえる。

『待ちきれなくて大学まで来たんだけどまだかな?』

「もぉ」

携帯を開くと虎太朗からのメッセージ。

『すぐ行くね』

急いで返事を送信してみんなの視線を一身にあびる彼のもとへかけよった。
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